宇都宮法務行政書士事務所

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嫡出子と非嫡出子

今日の法律問題は嫡出子と非嫡出子についてご説明します。
嫡出子とは、法律上の婚姻関係にある男女(婚姻届を提出した夫婦)の間に生まれた子をいいます。
非嫡出子とは、嫡出子以外の子であり、例えば、内縁関係の男女の間に生まれた子などをいいます。

両者の最も大きな違いは、その法定相続分にあります。
非嫡出子は、嫡出子の2分の1になってしまうのです。(民法900条)

例えば、法律上の婚姻関係にある父Aと母Bの間に子Cがいたが、父Aには別にXという女性がいて、その間に子Yが生まれたとします。
この場合、Cは嫡出子、Yは非嫡出子となります。
AがYを認知しないまま、6000万円の遺産を残して死亡したとすると、法定相続分は、配偶者であるBが2分の1、残りの2分の1は子であるCとYに帰属します。
Yは非嫡出子なので、Cの2分の1しか相続できないことになります。

したがって、Aの遺産6000万円は、Bが3000万円、Cが2000万円、Yが1000万円を相続するということになります。

非嫡出子を差別的に取り扱うことは、憲法の定める平等原則(憲法14条1項)に反すると問題視されており、現代においてはその合理性を失いつつあります。
判例は、今のところ非嫡出子の法定相続分を嫡出子の2分の1と定める民法900条の定めを合憲としていますが、これがくつがえる日も近いといわれています。

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