宇都宮法務行政書士事務所

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パスポートとビザの違いは?


今日の法律問題はパスポートとビザの違いについてご説明します。
まずパスポート(passport、旅券)は、その国の国籍保持者に対し交付されるもので、例えば日本国籍者には日本のパスポートが、アメリカ国籍者にはアメリカのパスポートが発給されます。
パスポートとは、ある人が外国へ行くとき、パスポートを発給した国の政府が、その人の国籍や人物を証明し、帰国できることを約束し、渡航先国に対し入国や滞在についての安全等を要請するものです。

これに対し、ビザ(visa、査証)は、外国人に対し入国を認めるようとする国側が発給するもので、例えば日本人がアメリカへ行くときはアメリカ政府発給ビザが、アメリカ人が日本へ来るときは日本政府発給ビザが原則として必要となります。
ビザとは、パスポートの有効性や記載された範囲で入国させても問題ないという推薦状といえます。
このビザは、入国前、大使館や領事館といった在外公館において、パスポート上にハンコやシール等によって受けます。

しかし、日本人がアメリカへ旅行に行くとき、ビザのことを意識しません。
これは、観光程度の短期滞在であれば、両国間でビザを免除しようという協定があるからです。
このような査証(ビザ)免除措置国・地域は、現在60ヶ所以上あります。
ただし、査証(ビザ)免除措置国・地域でも長期滞在を希望する場合や、短期であっても就労目的である等の場合、やはりビザが必要となります。
ビザは目的に応じて付与されるものなのです。

また、ビザのことを在留資格と誤解してしまうことが多くあります。
在留資格とは、日本では外国人が滞在する根拠となる資格で、○○○○活動をするため日本に滞在してもよいということを示すものです。
日本に入国する外国人は、空港や港で上陸許可を受けます。
上陸許可を受けると、パスポート上にハンコやシール等を受け、日本での在留目的に応じた在留資格を取得し、同時に在留期間も定められるのです。
外国人は、このとき決定された在留資格により日本に在留することとなります。
日本在留中に外国人が行える活動は、この在留資格に応じて決められた活動のみであり、また許容される以外の収入を得ることもできません。

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