宇都宮法務行政書士事務所

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遺産分割後の負担不履行解除


遺産分割協議(民法907条1項)では、共同相続人間の合意により、特定の相続人に一定の債務を負担させることもできます。

では、遺産分割協議によって債務を負担した相続人が、その債務を履行しなかった場合、他の相続人はそれを理由に当該遺産分割協議を解除(民法541上)できるのでしょうか。
例えば、父親が死亡し、その長男が母親と同居し世話をすることを条件に、遺産の大半を取得したところ、長男がその条件を守らなかったとして、次男など他の相続人が長男の債務不履行を理由に遺産分割協議を解除したいという場面で問題となります。

この点につき、最判平成元年2月9日は、遺産分割はその性質上協議の成立とともに終了しその後は特定の相続人間の債権債務関係が残るにすぎないこと、法的安定性を害することを理由に、できないとしました。

他方、遺産分割協議の合意解除については、判例はできるとしています(最判平成2年9月27日)。

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